シェンムー好きの自分がシェンムーⅢに感じた率直なこと
20年越しの続編として話題になったシェンムーⅢ
自分を含め世界中のファンが歓喜した作品
シェンムーがすきすぎる自分ですがⅢは色々と勘違い入ってる気がする
ファンのレビューでは20年補正の絶賛しかされていませんので
リアルなところ突きます
■シェンムー1
舞台は実在する街 横須賀
3Dで実在の日本の街の再現、ゲーム進行とは無関係な
無駄に沢山調べられる引き出しやクローゼット
少ないお小遣いでお菓子を買ったりガチャガチャをしたりゲームセンターで遊んだり
通行人一人一人に一日のルーティーンが内蔵されており日が暮れたら自宅に帰る懲り様
ゲームの進行上、港でバイトお金稼ぎ用途と言うより
その時をバイト仲間と過ごす色がとても強く印象に残る
バイト終わり、すっかり暗くなった街をバスに乗って自宅に向かう
夜中でもあいてるトマトマーケット(コンビニ)
無駄に明るい店内BGMについ寄ってしまう
そんなこんなで日常を過ごし、クリスマスの時期
街中はクリスマスの装い、激アツの青春ドラマで物語がいっきに佳境へ進む
■シェンムーⅡ
舞台は香港
Ⅱからお金がキーになってくる
シェンムーは通行人に道を聞き、目的地を目指すアドベンチャーの色が強いです
GTAのように目的地がマーキングされません、人から聞いて自分の足で目的地を探す
この繰り返しでストーリーが進行
その進行途中さまざまなところでお金を必要とします
お金が無ければ物語が進まない為、ギャンブルやバイトで資金調達
RPGで言うところの経験値稼ぎのターン
効率的に稼ぐにはギャンブルでセーブ&ロードが基本
ギャンブルでお金稼ぎの色がとても強くなる
ストーリー中頻繁に発生するQTEイベント
ムービー中にこのキーを押せ!みたいな突発イベント
これがⅡではめっちゃくちゃ多い、8択+7,8問連続 失敗したらロードして戻される
ありえないくらいQTEが多い、そして難しい
香港の街は横須賀とは違いかなり広く迷路のようになっています
街というよりもハリボテの壁が多い印象
通行人の一日のルーティーンは無くなった感じ、夜になったら単純に消える
全体的にシェンムー1のツボを外した感が強いシェンムーⅡ
■シェンムーⅢ
舞台は山奥の村~中華な街
経験値システム採用によりRPG色が強くなる
シェンムーⅠ,Ⅱの技の引継ぎ要素は無い
Ⅱの終盤教えてもらった奥義すらすっかり忘れちゃった涼さん
キャラの成長システムの昇華や操作性は向上したものの
無意味すぎる4ボタンの格闘システムやガードしても削られる敵の攻撃
格上の敵にはレベルを上げてこないと絶対勝てないシステムがとにかく残念仕様
攻撃ボタン4つも使う意味、技の切り替えR1 L1って…
いっそのこと4ボタンを技書に対応したショートカットにするべきだったと思う
・やっぱり残ってるQTE
リトライ出来るようになったのは良いですが、面白くは無いですよね…
・やっぱり必要なお金稼ぎ
3から採用された腹減りと体力回復の理由で
食べ物を大量に購入しなければなりません
常に金欠ですのでⅡ同様ギャンブルでセーブ&ロード
・レベルを上げるためにやっぱりお金稼ぎ
修行してもレベル制限があります、上限をあげるために新しい技の入手
それらはギャンブルの景品が各所に散らばっている
シェンムーⅢ発売時、「シェンムーだった」この感想が飛び交ったのですが
これ褒めている意味もありますが、悪い点も引き継いだ意味合いもあるかと思います
とにかくお金稼ぎの比重が高いゲームデザイン。
シェンムーⅠが好きな人は街の中を歩いて移動する
Ⅰならば自然にその時間をすごすことが出来るので歩くのが楽しいと思えます
ですが、2,3 レベルアップやお金稼ぎの繰り返しが重要視されてしまいますと
繰り返す時間の無駄遣いを少しでも軽減する為、常に走って移動します
街の細かいところなんて見る気になれません
シェンムーⅣでまたこの感じだったらガチで終ると思う
一度原点に戻って欲しい